初めてSUGAさんと話した時、マシンガンのように質問攻めにしたのを覚えています。確か仙台で開催されたサーキットイベントの打ち上げで、僕はベロベロに酔っ払っていました。
dustbox結成前から現在までの歴史、曲の作り方や、ジャケットのカッコよさ、音作り、好きなバンド、etc… 音楽雑誌のインタビューかと思うくらい、根掘り葉掘り聞き出しました。
中でも一番ドキドキしたのは「triangle」の制作秘話。メジャーを離れて、インディーズに戻った時のリリースだったし、何より僕の最も好きなアルバムだったから。
「今思えばSun which never setsはdustboxにとって大きな転機となった曲だね」
こころなしか、SUGAさんは少し遠くを見つめながら僕に語りました。僕の1番好きな曲が、SUGAさんにとっても大事な曲であることが誇らしかった。
時は流れ、このトリビュートアルバムに誘われた時、選曲で迷うことはありませんでした。
dustboxはスリーピースバンドの一種の到達点だと思っています。敬意を持ってカバーさせていただきました。
完成した曲を聴いて、やはり思った。メロディックパンクは不滅だ!心の中に沈まぬ太陽がある限り!!
KUZIRA 末武 竜之介(Vo/Gt)