tribute album title
HAWAIIAN6 photo
HAWAIIAN6 / Jupiter

いつぞや
どこぞの楽屋にて
ダストボックスと話をしていた。

もちろん
今回のトリビュートのお誘いは
既に受けている。
確か、それについて
何となく、いつものノリで
話をしていたと記憶している。

我々が曲を決めあぐねていたせいも
もちろんあるだろうとは思う。
でもさぁ
なんでよりによって
ジュピターなのよ。

誰も演りたがらないんだよね
と、言っていた。
でも、そんなの
当たり前だろう。
はっきり言って
あんな完璧な、
あんなに美しい曲を
どうやっていじれというのだ。

トリビュートというものは
やはりアレンジの妙
これに尽きる。
どれだけおもしろいと思える
アレンジを成立させられるか
ここにかかっている。

誰も演りたがらない所以というのは
その辺にある。
前述したが
ジュピターという曲は全くもって隙がない。
隙というものが存在しないのだ。

当然、
私としても、我々としても
1番手を付けたくない曲だった。
でもなぁ。
逆に考えたら
誰も演りたがらないという
この難攻不落な砦を
もはや1番の仲間と言っても過言ではない
我々以外に
誰が出来るのだろうか。

うん、そうか。
そうゆうことなんだな。
我々が引き受けようではないか。
もしかしたら
それが我々に課せられた使命なのかも
しれないな。うん。やろう。
やるしかない。

と、
思ってしまった自分を
自分たちを
全力で引っ叩いてやりたいくらいに
後悔した。
まじで…、なんてこった…。
こんなの出来っこない…。
そんな日々だった。

でも我々に出来ることは
脳という脳をフルで働かせ
可能性という可能性を探るしかなかった。

現在、
すべてのことは
とうに済んでいる。
レコーディングも納品も
すでに終わっている。

今でもわからない。
我々に何が出来たのか。
何を成し得たのか。

出来上がったものを聴いても
演奏してみても
それは未だにわからない。

でも曲を聴いて
喜んでくれたスガ、ジョッさん、ユウキの
顔を
あの空気を
私は忘れることができない。
あの時の安堵感を
私は生涯忘れることはないだろう。

とにかくダストボックス。
いつも本当にありがとう。
生きた心地のしなかった日々を
本当にありがとう。

仲間というのは
何にも代え難いほどに
素晴らしいものだ。
私はそう信じて止まない。

YUTA(HAWAIIAN6)

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